朝、炭酸水を買い忘れたことに気づいた。

夜にウイスキーを炭酸で割って飲もうと思っていたのに、

風邪気味で体が重くて、外に出る気力がどうしても湧かなかった。

「本当は炭酸水で割りたいんだけどなぁ…」

そんな気持ちがふっと出てきて、

ちょっとだけ悔しいような、残念なような気分になった。

でも、玄関に向かうだけで気力が落ちるような感覚があって、

今日はどうしても外の空気より家の静けさのほうがしっくりきた。

昼が近づくにつれて、

“無理しなくていい日”という感覚が少しずつ強くなっていった。

炭酸水を買い忘れたことも、

「まあ今日はいいや」と自然に受け入れられた。

夜に飲むウイスキーは、

今日は水割りにしようと思う。

本当は炭酸で割りたいけれど、

風邪気味の日は刺激の少ない飲み方のほうが体にもやさしい。

暮らしの中には、

こういう“自分を守る選択”があっていい。

買い忘れたものがあっても、

再び買いに行く気力がない日だってある。

それはただの怠けじゃなくて、

心と体が休みたがっているサインなんだと思う。

今日はそのサインに素直に従った。

静かな昼前の時間が、思った以上に心を軽くしてくれた。